飾るセル画
日本のアニメ文化を
彩ったセル画を、
「飾るセル画」として
蘇らせました。
セル画は、手描きによるアニメーション制作の中心として、日本の名作アニメを支えてきました。しかし素材の特性上、保存が難しく、今では多くの作品でセル画は現存していません。さらに、制作のデジタル化により、新たなセル画が生まれることも少なくなっています。それでも、「セル画」と聞くと心が躍る。そんなファンの方々の熱い想いが、今も確かに存在します。セル画には、日本のアニメの情熱と歴史が息づいているからです。私たちはこのかけがえのない文化を未来に繋げるため、「飾るセル画」として新たに制作を始めました。アニメの記憶を、美術作品として暮らしの中に——。ぜひ、セル画が持つ力と美しさを、改めて感じていただければ幸いです。
飾るセル画の特色
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描き手
セル画への強い関心は、特にかつてアニメとして親しまれてきた作品に対して根強く存在しています。
アート工房かいでは、副代表でありセル画職人の甲斐けいこを中心に、当時実際にセル画を手がけていた描き手たちを招集。
当時の技術と色彩感覚をそのままに、往年のクオリティでセル画を描ける体制を整えました。
本物の描き手による、懐かしくも新しいセル画の世界をお楽しみください。 -
クオリティ
アニメ制作においては、限られた納期と人員のなかで大量のセル画を描く必要があり、一枚ごとの完成度よりもスピードが重視されていました。
そのため、映像として記憶に残っていても、個々のセル画自体は美術品としてのクオリティを備えていないことも多いのが実情です。
一方、「飾るセル画」は、最初から一点物のアートとして描かれています。描き手が一枚一枚に時間と技術を惜しみなく注ぎ、仕上げた作品です。
その違いは、実物をご覧いただければすぐにおわかりいただけるはずです。
